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もう少しだけ先の光みたいなものを見せてあげられたらーAsC代表 浅野桃子

2021 10/11
注目の人
2021年10月11日

2021年7月から9月の3か月間、大野市の五番商店街にある古民家ギャラリー施設「ココノアートプレイス」で、AsCの代表でありアーティストの浅野桃子さんの個展『ドストス 扉図と棲』が開催されました。絵画や彫刻といった既存の枠ではない、空間自体を作品とする「インスタレーション」という手法や浅野さん自身の創作活動についてインタビューしました。 (取材・文/編集室ふたこぶ・佐藤実紀代)

かけらが蓄積されることによって出来上がる作品

ー 私は浅野さんの作品をこれまでにいくつか拝見しましたが、作品として物体があったりなかったり捉えどころがないですね。作風を決めているわけではないのでしょうか?

言葉にするのはとても難しいのですが、私は絵画や彫刻、または詩を作ろうとして作り出すことはなく、いわゆるインスタレーションといわれる表現、作品発表を行なっています。作風を決めていません。

これまでご縁のあった土地で作品を発表してきましたが、滞在している土地の空気や時間の積み重ねの中で、今ここでしか存在しないもの、自分の気になるものと向き合い、それらのかけらが蓄積されることによって作品を表しています。

*浅野さんは広島県の尾道にて「AIR Onomichi」というアーティストインレジデンスに参加して、制作過程そのものも作品として発表しました。

ー 浅野さんは「大野市」では初めての発表ですね。今回「ココノアートプレイス」で作品を発表することになったきっかけは?

以前、大野市の「荒島旅舎」で地域の方とアートについて話し合うミーティング「ミッシュ・マッシュ・セッション」 を開きました。その時にココノアートプレイスの担当者の方が参加くださったんです。そこから声をかけていただいたことがきっかけです。

ー たしか、大野は昔、アートコレクターの活動が盛んだったんですよね。

そうなんです。大野は1950年代にはじまる「小コレクター運動」という無名のアーティストを支援する活動を行なっていて、ココノアートプレイスでは関連作品を収集展示しています。これから新しい関係性を作るためココノアートプレイスを展開していきたいという思いを担当者の方から伺って、その一人として展示の機会をいただきました。

大野はすでに行き来をしている町でした。つながりもあり全く初めてではなかったので、半年ほどの準備期間を経て、大野の土地の空気感や受け取るものなどから作品を表現しました。

 
ー ココノアートプレイスでの作品は、展示室に入ると一瞬「どこに作品があるのか?」と思わせる空間でした。説明書きがなく、見る人にゆだねる鑑賞だと思われますが、ご自身で意図していることはありますか?

私の作品はお伝えしたとおり、一目見て作品だとわかるようなものではありません。実際に会期中に鑑賞いただいた方がわかりづらいとコメントを残す場合も多いようです。でも、アート作品を言葉を尽くさずに触れてみるというのも良い機会だと思っているのです。

私が行なっている設置や創作物などは、私のこれまでの多くのスケッチをもとに意図して展示しているものばかりです。もしそれらが、不意に動かされていたり、紛失してしまったりすると、作品として成立しません。

ー それでも分かりにくさは残りますね。どのように考えていらっしゃいますか?

私は作家が考える意図をすべてわからなくてもいいと考えています。説明のない中で「なぜこれがこうなっているのだろう?」と感じたり考えたりする部分は、鑑賞者の方に委ねられているからです。作品の感じ方に正解はないので、不安がらずに観ていただきたいです。

この場所に見覚えのある方もいるはず。浅野さんのスタジオは映画「くもりのち晴れ」(片山享監督)のワンシーンで使用されました。

作家がコーディネーターになることで見えること

ー AsCの代表を務めている浅野さんは、キュレイターのような役割をしています。AsCでの活動がアーティストとしての創作活動につながることはありますか?

そうですね、キュレイターのような役割でいえば、例えば「Arts Happen!」という事業で、私は飲食店を中心にアート作品を展示するコーディネートを担当しています。オーナーさんや利用者の方と話をしたりして、その場所に合った作品を提案さしています。ありがたいことに、ほとんどの方は「おまかせします」とおっしゃってくださって(笑)。

しかし、一方で自分の創作活動は「Arts Happen!」のコーディネートのようなコミュニケーションのあるものとは全く異なっていて。むしろ一方的なもので全てを素材として見ているので、キュレイターとアーティストの思考は切り分けていると思います。

今回の大野の展示についてはアーティストとして地域に関わりながらも、担当者さんやスタッフの方々と展示や作品の伝え方に関して丁寧にやりとりさせていただきました。コーディネーターとしてのAsCでの活動の参考やヒントになることはたくさんあったと感じています。

AsCの活動は「何か」になる、その気持ちが強い

ー アーティストとしてAsCの活動に関わりながら、浅野さんはどこへ向かっていくのでしょう?

どこへ行くんでしょうね(笑)。正直に言うと、福井に来た時の一年目(現在四年目)は創作活動をするには難しい土地と感じていました。その理由の一つは、アートに関して話し合ったり、つながったりする機会や場所が少なかったからなんですね。

だけど、街へ出て知り合った方々と話してみると、カフェの方やアートに精通した方がたくさんいらして、アートに興味を持っている人や活動をしている人がいるんだ、ということがわかりました。

私が AsCの活動の中で考えているのは、アートについて話す場所や機会が少ない福井という土地で、アートに興味を持っている人や表現をしたいという人の「何か」になるのではないか、その気持ちが、今は強いんです。まだ形としては堅苦しく感じられるかもしれませんが。

− AsCのホームページを拝見した時に、作品にフォーカスをするのではなく、アートと「生きること」について表現されたステイトメントを読みました。鑑賞者がアーティストになることもありうるのかもしれないと感じました。

その通りだと思います。アーティストと鑑賞者は区別されているわけではありません。鑑賞者も自分の言葉で作品の感想を表現すれば、それは作り手と同じような行為のはず。

創作について迷ったり悶々としたりしている福井在住のアーティストに、もう少しだけ先の光みたいなものを見せてあげられたらと思うんですね。そして、鑑賞者も作品の中で正解を探さないといけないと思うのではなく、もっと豊かな見方があることもAsCを通じてお伝えできればと考えています。だからこそ福井でAsCをすることは、とてもやりがいを感じています。

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